KATOエンジニヤリング開発日誌

「アウトプット無きエンジニアにインプットもチャンスも無い」の精神で書いています

Linuxサーバー構築基礎セミナー実践 準備編

7月1日に開催された「クラウドエンジニアを目指す人のためのLinuxサーバー構築基礎セミナー@東京」に参加してきました。

www.lpi.or.jp

参加特典として下記書籍の製本版(1080円相当)が貰えます。

Linuxサーバー構築標準教科書

Linuxサーバー構築標準教科書

  • 作者: 岡田賢治,川井義治,宮原徹,遠山洋平,田口貴久
  • 出版社/メーカー: 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)
  • 発売日: 2013/03/17
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログ (2件) を見る

セミナーの内容としてはLinuxのインストールからDNSサーバー・メールサーバー・Webサーバーの設定を行うことがメインでした。

Linuxサーバー構築実習の準備

インストールメディアの準備

CentOSのISOイメージを配布しているサイトからISOイメージをダウンロードする。私は下記のサイトから取得しました。

http://bay.uchicago.edu/centos-vault/6.2/isos/x86_64/

Linuxサーバー構築標準教科書ではCentOSバージョン6.2を前提としているので6.2をダウンロードしています。また、標準教科書では64ビットCPUの「x86_64」ではなく、32ビットCPUの「i386」を採用していますが、私のPCは64ビットとわかっているので64ビットにしています。どちらかわからない場合には「i386」からダウンロードしても良いと思います。

上記ダウンロードサイトでは同じCentOS6.2でも複数種類のISOイメージがあってどれを選べばいいかわからないと思います。「LiveCD」と「LiveDVD」はハードディスク等の内部ストレージにインストールすることなくLinuxを直接起動できるものです。

今回はVirtualBoxの仮想環境ではありますが、実際にLinuxをインストールしたいので「bin-DVD」を選びます。今回のセミナーでは「CentOS-6.2-x86_64-bin-DVD1.iso」をインストールしました。「CentOS-6.2-x86_64-bin-DVD2.iso」というものもあって両方必要に見えますが、今回のセミナー範囲ではDVD1だけでよく、DVD2までインストールする必要はないです。

正しくインストールできたか確認する

上記URLは信頼できるサイトですが、ダウンロード中に悪意のある第三者が改ざんしている恐れや、パケットのロスなどで正しくISOイメージをダウンロードできていない可能性があります。ダウンロードが完了したら念のためmd5コマンドを用いてハッシュ値の確認をしましょう。

$md5 CentOS-6.2-x86_64-bin-DVD1.iso
MD5 (CentOS-6.2-x86_64-bin-DVD1.iso) = 26fdf8c5a787a674f3219a3554b131ca

出力されたハッシュ値と、ダウンロードサイトにある「md5sum.txt」に記載されているハッシュ値と比較します。

f:id:masayuki_kato:20170702153140p:plain

今回ダウンロードしたものは「CentOS-6.2-x86_64-bin-DVD1.iso」なのでハッシュ値が一致していることが確認できました。

VirtualBoxのネットワーク設定

ネットワーク構成

標準教科書で行うサーバー構築は下記ネットワーク設計を前提としています。

f:id:masayuki_kato:20170702132633j:plain

設定項目 講師 受講者A 受講者B
マシン名 host0 host1 host2
IPアドレス 192.168.1.10 192.168.1.101 192.168.1.102
ネットマスク 255.255.255.0 255.255.255.0 255.255.255.0
ホスト名 host0.jp host1.alpha.jp host2.beta.jp
ゲートウェイ 192.168.1.1 192.168.1.1 192.168.1.1
DNS 192.168.1.10 192.168.1.101 192.168.1.102

VirtualBoxのネットワーク設定は接続したいネットワーク形態によって変更することができます。この設定は仮想ネットワークアダプタ毎に設定可能になっており、VirtualBoxの場合は1つのマシンイメージで4つまで設定することができます。

仮想ネットワーク種別 接続方法
外部と接続 NAT 物理ネットワークとNAT
NATネットワーク 物理ネットワークとNAT
ブリッジ 物理ネットワークに直結
内部だけで接続 内部ネットワーク 仮想マシンのみ
ホストオンリーアダプタ ホスト + 仮想マシンのみ
  • 外部との接続はどのように接続したいかによって「NAT」と「ブリッジ」の選択をする
  • 内部だけの接続は「ホストオンリーアダプタ」を選択する

今回のセミナーではホストオンリーアダプタを利用する。

VirtualBoxのネットワーク設定

ホストオンリーアダプタはデフォルトで「192.168.56.1」に設定されているのでVirtualBoxのネットワーク設定を変更する必要があります。

f:id:masayuki_kato:20170702143138p:plain

VirtualBoxを起動し、環境設定画面を呼び出します。

※画面はMacOSです。

f:id:masayuki_kato:20170702143300p:plain

「ネットワーク設定」 -> 「ホストオンリーネットワーク」タブを選択 -> 「vboxnet0」を選択し、右側のドライバーアイコンをクリックする。

f:id:masayuki_kato:20170702143950p:plain

アダプターの設定画面が開くのでIPアドレスを「192.168.1.1」に設定する。このIPアドレスがホスト側の仮想NICに割り当てられる。

仮想マシンの作成

仮想マシンを作成していきます。細かい作成方法は以前ブログに書いていますので、そちらを参照してください。

www.kato-eng.info

www.kato-eng.info

今回のセミナーで使用する仮想マシンは下記の要領で作成しました。

  • わかりやすい名前を入れる
    • ex: alpha.jpやbeta.jp
  • タイプは「Linux」を選ぶ
  • バージョンは「Red Hat(64bit)」を選ぶ
  • メモリは「1024」にする
    • 700MB以下だとGUIが起動できない可能性があるため
  • 「仮想ハードディスクを作成する」を選択
  • ネットワーク設定のアダプタ1を「ホストオンリーアダプター」に変更する

インストール

先ほどダウンロードしたCentOSのISOファイルを読み込ませて起動するとインストーラーのトップ画面が表示されるので初期設定を行っていく。基本的には標準教科書の手順に従って行う。

  • ストレージの選択画面
    • 「Basic Storage Devices」を選択
  • ホスト名
    • 上記表のホスト名を参照
  • Configure Network
    • ホスト名の設定画面で左下側に「Configure Network」があるので忘れずに設定する

f:id:masayuki_kato:20170702161650p:plain

「ネットワーク接続」ダイアログが表示されるので設定したいネットワークインターフェースを選択し、「編集」をクリックする。

f:id:masayuki_kato:20170702162305p:plain

ネットワークインターフェースの設定ダイアログが表示されるので、上記表に記載した内容で設定を行う。「自動接続する」にチェックを入れ、「IPv4のセッティング」タブをクリックする。

「方式」を「手動」に変更し、「追加」をクリックする。「アドレス」「ゲートウェイ」「DNSサーバー」を入力する。

※「ネットマスク」は自動で入力される

全て入力したら「適用」-> 「閉じる」をクリックしてネットワーク接続ダイアログを閉じる。

f:id:masayuki_kato:20170702162819p:plain

時間帯の設定では「システムクロックでUTCを使用」のチェックを外す。

f:id:masayuki_kato:20170702162944p:plain

ハードディスクのフォーマット方法は「Use All Space」を選択する。

f:id:masayuki_kato:20170702163147p:plain

インストールするソフトウェアグループの設定では「Software Development Workstation」を選択肢、左下の「今すぐカスタマイズ」を選択して「次」をクリックする。

追加でインストールするソフトウェアは下記の通り。

  • Webサービス
    • PHPサポート
    • Webサーバー
  • サーバー
    • CIFSファイルサーバー
    • ネットワークインフラストラクチャサーバー
      • bind
      • bind-chroot
    • 電子メールサーバー
      • sendmail
      • sendmail-cf

「ネットワークインフラストラクチャサーバー」と「電子メールサーバー」はチェックを入れたあと、画面下部の「追加パッケージ」をクリックすると上記で必要なソフトウェアを選択することができる。

全ての設定を入力したらインストールが開始される。インストール終了時に再起動が要求されますが、再起動前にインストールに使用したISOファイルを取り出さないと再起動時に再度インストーラーが起動されるので注意が必要です。

次回は再起動時の初期設定編を行います。